救いのない悲劇にいくつも襲われながら、それでもなお絶望せず、変革を求める意志を持つなど、いま遠いこの国にいる者の目には、理想主義にしか見えないかもしれない。
そうだとしても、理想を抱いて死んだ者らを強く支持したい。信念に対して忠実に生きることはひどく愚かしい。けれど、それこそが美しい姿だと称えたい。もっとも愚かな者こそ、ここではもっとも美しく描かれる。
宮沢章夫さん(劇作家・演出家・作家)
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